毎年ゴルフ界を驚かすほどの革新的な新製品を送り出してくれる人気メーカーであるテーラーメイド。2019年モデルとなるM6ドライバーにおいてもこれまでとは異なる全く新しい発想を取り入れ、世界中のゴルファーに注目されています。
それでは気になるM6の特徴と試打レポートをしてまいりましょう。
飛んで曲がらない進化したツイストフェース
その飛びと真っ直ぐに伸びる方向性を得るために誕生したのがツイストフェース。ゴルファーの打点傾向から生み出され、弾道のバラツキを低減しています。
これまでの製品M3やM4と比べておよそ20%も薄くなっており、曲がらない技術を向上させています。名づけてハンマーヘッド2.0。このスイートエリアは66%拡大させておりますので、より打ち損じが少ない改良も施されているのです。
キーワードは反発係数!スピードインジェクションテクノロジーとは?
ドライバーヘッドの反発係数をルール上最大限にチューニングし、限界ギリギリのボールスピードを獲得したその名はスピードインジェクション。その中身はこうです。
まずフェースの外周を20%薄くするなど進化したハンマーヘッドスロットによる適合外のヘッドを製造します。続いてフェース面を開けた2つのポートからヘッドの内部にレジン素材を注入することで反発係数をルールの限界値に揃えてチューニングするのです。分量については独自の係数でしっかりマネージメントされており、個体ごとの検査結果を元にして徹底管理されているとのことです。その結果、ボールの初速を上げて飛距離性能は格段に向上させ、その上で大量生産する中で製品ごとのバラつきが出てしまうという問題点も製品を全数調査する事で克服。
つまり今回のM6ドライバーはテーラーメイド契約トッププロが使っているヘッドパーツと同様の物を一般小売価格で手にする事が出来るのです。
もう一つ、この新シリーズの中でもM6ドライバーの特徴としては低・深重心設計であるという点です。カーボンクラウンの面積が10%拡大している他にソール側にはグラファイト・コンポジットを採用。軽量化によって低重心化を進めております。加えてソール部分の後ろ側には46グラムのイナーシャジェネレーターを採用し、深く低い重心を実現。惰性モーメントが上下方向に広く上がるようになったため、以前のタイプよりもやさしくボールを上げられることに加えて強い弾道が生まれます。
M6試打レポート
話題のテーラーメイドM6を実際に試打した方の感想を幾つか紹介しましょう。
見た目のデザイン
テーラーメイド製品ならではの精悍な顔つきをカッコイイと表現した方がほとんどです。
なかでも、前作も所持していた方の感想としてはカーボンクラウンの光沢が減ったので以前より落ち着いて構えると言った評価もありました。
打感
とても柔らかいという声がありました。テーラーメイドの前作までの特徴としては固めの印象を持つ方が多いかと思いますが、M6を打った方の多くが柔らく感じたと答えています。
方向性
とにかくボールの掴まりが良いという声が多く、打ち損じが少ない印象を持つ方がほとんどです。方向性も安定しているので今までよりも強く振れるという方もおりました。そして弾道です。高い弾道で力強い球筋になったという方がいた他、良い意味でスピンが多いという意見もありました。
飛距離
ほぼ全ての方が今までより飛んでいるという意見でした。ランがよく出て飛距離が伸びているという声や、以前の製品よりも15ヤード飛んでいるという方もおりました。試打をしたかなりの割合の方が10ヤード以上プラスになったと答えています。
フェアウェイウッドやアイアンもあるM6シリーズ
テーラーメイド独自の飛びと方向性の技術であるツイストフェースは、フェアウェイウッドにも搭載されています。
M6フェアウェイではツイストフェースが搭載されたパワフルなスチールフレームで、飛距離と打感と寛容性をこれまでにないバランスで実現しています。
さらにフェアウェイウッドが苦手だという方でも新しい貫通型スピードポケットを採用しており、スイートエリアの拡大に貢献しています。
もう一つ、よりまっすぐにより遠くへを実現したM6アイアンにも注目。新技術スピードブリッジを採用しており、ヘッド剛性をアップさせることによりエネルギー伝達効率を高めました。それにより高い弾道と高初速、さらには優れた打感を実現しています。も
ちろんスイートスポットの拡大もありますのでアイアンがより優しくなること間違いありません。
まとめ
これまでゴルフ界をあっと言わせてきたテーラーメイドのテクノロジー革命。今やすべてのゴルフメーカーの筆頭に立つ販売数とサポートプロのツアー勝利数が製品ポテンシャルの高さを証明しています。
2019年、M6シリーズがゴルフ界を席巻するのでしょうか?これをお読みいただいたあなたも実際にクラブを手に取って確かめてみてください。