M5 ドライバー

 

 

アメリカのプロゴルファーが集まるPGAツアーで屈指の飛ばし屋、そして世界ランク1位を獲得したことがあるダスティン・ジョンソンや北アイルランドのプロゴルファーで全米オープン優勝(2011)、全英オープン優勝(2014)、PGA選手権優勝(2012、2014)を経験したロリー・マキロイが使用してすでに結果を出しているテーラーメイドM5のドライバーですが、2019年2月に日本でも市販が開始されました。

全米最強の飛ばし屋が使い、若手のトッププロも愛用するという素晴らしいバックグラウンドを持つ注目のドライバーですが、果たしてどんな特徴があり、試し打ちした方はどんな反応をしたのでしょうか。

今回このテーラーメイド M5の製造元であるテーラーメイドの成り立ちとM5の位置づけから、M5に至るまでのシリーズの流れについても触れながら、その特徴や試打レポートから得られた印象などについてお話ししていきます。

 

テーラーメイドとは

テーラーメイドはアメリカ合衆国のゴルフ用品メーカーです。1979年に金属ヘッドで作られたドライバーを発明したと言われるゲーリー・アダムスが創業したブランドになります。
ドライバーに高い定評があり、今回紹介するM5もそんなテーラーメイドの顔とも言える存在です。テーラーメイドはゴルフの用具メーカーとして一定の地位を築いたものの、ゴルフ業界への進出をもくろむドイツのアディダスに買収され、一度は傘下になりました。

しかしアディダスのゴルフ事業からの撤退により、アメリカの投資会社によって買収され、再びアメリカの企業として戻ってきました。こういった経緯を持つものの、ドライバーを始めとしたゴルフクラブやゴルフ用品の品質は大変高く、現在も大手のゴルフ用品メーカーの一角を占める存在として、ゴルフ業界に君臨しています。

 

テーラーメイドMシリーズの系譜

テーラーメイドMシリーズはゴルフクラブのブランドシリーズです。今回紹介するM5はその中のドライバーのブランド名になります。このMシリーズは過去に様々なモデルが発売され、調整機能を充実させ各プレイヤーの特性に待ちできるようチューンできるものにしたM1、M3やドライバーで打った際にまっすぐ飛ぶこと、直進性を重視したオートマチックなモデルであるM2やM4と言ったモデルがあります。

基本的な傾向として偶数のナンバリングがされたモデルはアマチュア向け、奇数のナンバリングされたモデルはプロ向けというようなイメージとなっています。今回紹介するM5は奇数、つまりプロ仕様の調整機能や性能を高めたモデルになっています。

実際にこの奇数モデルは冒頭でお話しした世界のトッププロが使用するモデルでもあり、いかにプロ向けのモデルか分かっていただけるはずです。ちなみにこのM5はかつてプロにも使用されたM3 460ドライバーの後継になります。
そしてM5と同時期に発売されたM6は直進性を高めたM4の後継になります。
このようにテーラーメイドの顔でもあるドライバーは住み分けによってモデル展開を行ってきました。

 

テーラーメイドM5の特徴

テーラーメイドの顔でもあるドライバーの更にプロ向けモデルであるテーラーメイドM5の特徴とは何でしょうか。
今回発売されたM5モデルの最大の特徴はスピードインジェクション(インジェクションとは注入や噴射という意味)です。これは製造過程で施された工夫で、一度ルール上限を超えた高反発のヘッドを作成し、フェース面(球を打ち出す面)に開けた2つの穴からヘッド内部にレジン素材を注入(インジェクション)することで、反発係数(球を打ち出すフェース面の反発力)をルールギリギリのところまで落としていく製造工程です。
これにより球を噴射(インジェクション)するような勢いでルールギリギリの飛距離を出すことができるのです。

このギリギリを安定して製造過程で生み出すために全数検査を行ってフェースの各部分の反発係数をチェックしているという徹底ぶりです。そんなスピードインジェクションの他、元々高かった調節能力に磨きをかけています。

例えば、M3の特徴であった、2つの可変式のウェートを持っていきたいポジションへ移動することができるトラックシステムがあります。これは従来のY字型になったレール形状から、ヘリに沿って弧を描き丸みを帯びたT字のようなレール形状に変更され、より調整にメリハリがつくようになりました。調整方法はテーラーメイドの専用レンチで2つのウェートを固定しているネジを緩めることでウェートを動かして調整できます。

ちなみにトゥ(ドライバーの先端)寄りのセットでヘッドの返りを穏やかにすることができ、ヒール(シャフト近くの根元)寄りにセットするとヘッドの返りを促し、スイング中のヘッド挙動を調整できる便利な機能がさらに磨きをかけています。

このM5は価格はショップにもよりますが、[Diamana DF60 フレックス:S ロフト:10.5]モデルで希望小売価格(税別)78,000円、 [KUROKAGE TM5 2019 フレックス:SR ロフト:10.5]でメーカー希望小売価格が(税別)95,000円となっています。
いずれにしてもプロも使用するだけあり高額なドライバーとなっています。

 

テーラーメイドM5の試打レポートの印象

テーラーメイドM5は多くのプロや記者が試打を行っています。それらのレポートの印象をまとめると、ボール初速が速い点やヘッドスピードがなくても高さが出しやすくなっていて、それでいてスピンがあまり増えていないと言った安定したショットを打ちやすいという意見や純正シャフトのままだと少しインパクトでフェースが戻ってこないと言った打ちにくさを挙げる意見もあり、自分に合うシャフトを選んでから装着するのが望ましいモデルかもしれません。
ただ、従来のMシリーズの奇数モデル(プロ向けモデル)としては扱いやすいモデルというレポートもありました。
この他高い反発力を挙げるレポートや飛距離性能がすごい高いと言ったレポートもあり、初心者モデルに比べると扱いにくさはあるものの従来のプロ向けのモデルにしてはかなり優しくなって更に飛ばせるようになったと言った印象でした。

 

まとめ

テーラーメイドはアメリカの有名ゴルフメーカーでドライバーに定評があります。そんなドライバーのプロ向けモデルが今回紹介したM5です。従来のプロモデルよりも扱いやすく、小さな力で飛ばせるのは大きなメリットなので、気になる方は手に取ってみてはいかがでしょうか。

関連記事


        毎年ゴルフ界を驚かすほどの革新的な新製品を送り出してくれる人気メーカーであるテーラーメイド。2019年モデルとなるM6ドライバーにおいてもこれまでとは異なる全く新しい発想…


    出典キャロウェイ AI生まれのフェース面というキャッチコピーで2019年の2月に発売されたのがキャロウェイのドライバーエピックフラッシュです。国内はもちろん海外の多くのプロが使用し、ゴルフ用品全般に…


    ゴルフのドライバーとは、ゴルフ場で使用することができる14本のクラブの中で1番ボールをよく飛ばすことができるモノになります。 ラウンドではティショットで使われることの多いクラブで、ボールがよく飛ぶため…


    飛び系アイアンとは、飛距離を打ち分けるためのゴルフクラブになります。 もっと言えば飛距離性能が非常に優れているゴルフクラブです。 では、もっと詳しく飛び系アイアンについてご紹介します。  …


    出典楽天ゴルフ ゴルフは多くのスポーツの中でもテクニックや身体能力はもちろん、使用する道具の性能も成績に大きな影響を与えます。特にウッドやユーティリティ、アイアン、パターなどいわゆるゴルフクラブの性…